Adobe と Google が Linux 版 Flash Player 提供へ協業

Adobe と Google が共同で行っている、新しいブラウザプラグイン用の API に関連する情報が公開されました。 (Adobe and Google Partnering for Flash Player on Linux

新しい API は Pepper というコード名で呼ばれています。Pepper の API すなわち PPAPI は、ブラウザや OS による実装の差を吸収することで、より高品質なプラグインをより効率よく開発できるようにすることを目的としています。

元々は、現在使用されている NPAPI の拡張として始まったものです。 (Flash Player と次世代のプラグイン用 API (NPAPI)) 当初は Netscape 主導でしたが、現在は Google 主導のプロジェクトになっているようです。

そのため (?)、Chrome は Pepper をサポートする最初のブラウザとなるようで、今年中に、全ての x86/64 プラットフォーム向けの Chrome は Pepper 対応になるとの話です。

特に、Linux 版の Flash Player に関しては、次期バージョンとなる Flash Player 11.2 を最後に、その後のバージョンは Pepper のみをサポートするとのことです。配布方法も Chrome の一部としての提供のみとなり、アドビサイトからのダウンロードは無くなる模様です。

(現在のところ、Linux 版 FireFox の Pepper 対応の情報はありません)

なお、Linux 向けの Flash Player 11.2 の NPAPI 版に対するセキュリティアップデートは、公開後 5 年間は継続されるとのことです。また、Linux 版のデバッグプレーヤの提供は、従来どおり継続されるようです。

Linux 以外のプラットフォームでは、従来の、Pepper 以外の API を使うプラグインも、継続して提供されます。

 

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