先日公開された Flash Player 11 と AIR 3 を Flash Professional CS 5.5 に設定する方法をご紹介します。
この手順により問題が起きてもサポートはありませんので、自己責任でお願いします。 (特に製品のアップデート時は気をつけたほうがよいかもです)
Flash Player 11 の設定
さて、まず Flash Player 11 の設定手順です。
- Flash Professional が起動中だった場合は終了する
- Flash Player サポートセンターから Flash Plyaer 11 の PlayerGlobal ファイルをダウンロード (playerglobal11_0.swc)
- PlayerGlobal ファイルの名前を playerglobal.swc に変更
- 環境設定用のファイルをダウンロードして展開 (FlashPlayer11.zip)
- Adobe Flash CS5\Common\Configuration\ActionScript 3.0 の下に FP11 というフォルダを作成
- Adobe Flash CS5\Common\Configuration\ActionScript 3.0\FP11 の下に playerglobal.swc を移動
- Adobe Flash CS5\Common\Configuration\Players の下に FlashPlayer11.xml を移動
Flash Pro を再起動して、スクリプトエディタで MobieClip.isPlaying() などの新しい API が使えることを確認してみてください。
以上で、コンパイルは通るようになります。しかし Flash オーサリング環境内の Flash Player は更新されていないため、テスト & デバッグはブラウザ環境で行います。
Flash Player 11 デバッグ版は Flash Player サポートセンターに公開されています。 (Flash Player サポートセンター) こちらからダウンロードしてインストールします。
ちなみに、Flash Pro の次期バージョン Reuben では、メニューから、デバッグ環境としてブラウザを選択できるように変更される予定だそうです。
AIR 3 の設定
AIR の設定方法は以前の記事でご紹介したとおりです。
Flash Professional CS5.5 に AIR 2.7 SDK を設定する方法
AIR 3 では、手順の 3.4 で version="13" にする点が異なりますのでご注意ください。
--- 追加情報 ここから --
また、アプリケーション記述ファイルのテンプレの名前空間の変更も行います。
- Adobe Flash CS5.5/AIR2.6/samples/フォルダを開く
- descriptor-sample.xml ファイルを別名で保存
- descriptor-sample.xml ファイルをテキストエディターで開く
- ファイル内の "http://ns.adobe.com/air/application/2.6" 名前空間 URL を "http://ns.adobe.com/air/application/3.0" に変更
という手順です。
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現在の Flash Pro では複数バージョンの AIR 開発環境の共存が難しいため、どれか 1 つを選ぶことになります。サポートの有無も含め、AIR 3 で上書きするかは悩ましいところです。
Flash Pro の次期バージョン Reuben ではこの点も改良されるようで、複数のバージョンの AIR SDK を設定できるようにする予定、との話でした。
いつもありがとうございます。ついに出ましたね!AIR3.
試したい機能が盛りだくさんです:-)
ちゃっちゃと今の仕事を片付けてトライしたいです。