今週発表されたばかりの Flash Builder 4.5 ですが、早くもアップデート版の情報が公開されました。
Flash Builder 4.5 の公開は 5 月予定ですが、最初のアップデートが 6 月に公開される予定だそうです。主な変更点は、Flex プロジェクトの iOS 対応の追加です。
Flash Builder 4.5 のモバイル対応状況
Flash Builder 4.5 には 2 種類のモバイルプロジェクトが提供されています。
- ActionScript モバイルプロジェクト
Flex SDK を使用しない。AS ファイルのみでアプリケーションを構築 - Flex モバイルプロジェクト
Flex SDK の全てのモバイル対応機能を利用可能
これらは、Flash Builder 4.5 から追加されたプロジェクトです。どちらのプロジェクトでも、Flash Builder のコードビュー、デザインビュー、デバッグ機能等はサポートされます。
異なるのは、Flex SDK の機能を利用するかどうかです。Flex モバイルプロジェクトでは、専用の UI コンポーネント、マルチ DPI への対応、バックキーの処理等の機能が利用可能です。
ところが、Flex SDK はまだ iOS に対応していません。そのため、ActionScript モバイルプロジェクトは Android と iOS 両方に対応しますが、Flex モバイルプロジェクトは Android のみの対応になります。
AIR 2.6 になって、ランタイム側は正式に iOS 対応をしましたが、フレームワークは少し遅れているという状況です。
6 月のアップデート後のモバイル対応
以上が、5 月時点での Flash Builder のモバイル対応状況ですが、6 月のアップデート (Flash Builder 4.5.x と呼ぶことにします) では、Flex SDK が iOS 対応するのに伴い、Flash モバイルプロジェクトも iOS をサポートする予定です。
また、日本ではあまり関係がなさそうですが、Blackberry Tablet OS にも対応します。ただしこちらは AIR 2.5 が前提になります。
下は、Flash Builder 4.5 と Flash Builder 4.5.x のモバイル OS 対応表です。
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