Android "Gingerbread" 対応の Flash Player 10.1.105 と AIR 2.5.1

Android Market に、Flash Player 10.1.105 とAIR 2.5.1 が公開されました。Android の新しいバージョンである Gingerbread の互換性問題に対応するバージョンです。(デスクトップ版と同様のセキュリティ対応やバグ修正も行われています)

Gingerbread 上に既存のバージョン (Flash Player 10.1.95.2、 AIR 2.5.0) がインストールされた状態では、実行時にランタイムが読み込まれせん。その結果、Flash コンテンツが表示される代わりに、"アプリケーションが予期せぬエラーで終了した" という旨のダイアログが表示されます。

Gingerbread が搭載されたデバイスが市場に出回るのは、まだしばらく先になるとは思われますが、AIR アプリを Android 用に公開済み、またはこれから公開する場合は、ランタイムの条件を 2.5.1 に変更しましょう。Gingerbread が出たら動かなくなった、という状況を避けられます。

設定方法は以下の通りです。アプリケーション記述ファイル内の application タグに "minimumPatchLevel" 属性の値として 17730 を指定します。

<application xmlns=“http://ns.adobe.com/air/application/2.5”
 minimumPatchLevel=“17730”>
 

Android はプリインストールされたソフトウェアが Android Market で更新された場合、更新を通知しないとのことで(現時点)、自分で Android Market から Flash Player や AIR をダウンロードしたユーザー以外は、ランタイムの更新の通知を受けとれないようです。今後は、Flash Player や AIR をプリインストールしたデバイスが多くなるかもしれません。ちょっと面倒ですが、ランタイムが更新されたらアプリをパッケージし直す、というのを習慣にしておいたほうがよいかも?です。

 

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