既に会場やストリーミング等でご覧になった方も多いと思いますが、先日の Flash Camp Tokyo では、いろいろと興味深いセッションがありました。
その中の、アドビのエバンジェリスト 2 人のセッションから Flash CS5 関連の情報を簡単にまとめておきます。画像がないので分かりにくいかとは思いますが。
昨日のセッションは全て同時通訳付で Adobe TV にも公開される予定とのことです。見逃した方、もう一回見たい方はお楽しみに。
1. Flash CS5 と Flash Builder 4 の新機能 by Lee Brinelow
- デコツール: ブラシを使ってパターンを描画。パターンは最初から提供されているものに加えて、JavaScript を使って自分で作ることが可能
- コードスニペット: よく使われるコードのスニペットをオブジェクトに貼り付けたりエディタに書き出したり。基本的な動作は記述済みの状態からコーディングを始めることができるためスクリプト初心者でも取っ掛かり安い。
- TLF: 高機能な新しいテキストライブラリ。縦書きサポート、多段カラムの指定など。TLF テキスト用の新しいプロパティパネルの追加。複数のテキストブロックを繋げて一つの文章の表示領域として使用することが可能。
- ビデオ: ステージ上でもビデオを再生することが可能に。それにあわせてオーサリング環境にキューポイントの設定パネルを新設。
- XFL: .fla に加えて新しく追加されたファイルフォーマット。.fla はバイナリだったが、XFL では基本的にテキスト (XML) ベースになる。そのため、ソース管理システムでバージョン管理しやすい。アセット等も個々にファイルとして扱え、Flash Professional CS5 で編集中にイメージの一つを Photoshop で更新することも可能。
- Flash Builder の統合: Flash Builder とのラウンドトリップが可能に。Flash Builder を ActionScript のエディタとしてより使いやすく。
- FXG: ステージで描画したグラフィックスを FXG という XML フォーマットで書き出せる。このタグは、Flex アプリケーションの MXML 内にそのまま埋め込んで使用できる。FXG は Illustrator 等でもサポートされる Adobe CS 内でのグラフィック交換フォーマットとして使用される。
2. Adobe Flash CS5 を使用した iPhone アプリケーション開発 by Mike Chambers
Flash CS5 を使用して作成された iPhone アプリケーションの紹介と、Packager for iPhone を使った iPhone アプリケーションの開発時におけるパフォーマンス上の考慮点についての説明。
主な内容は、
- テストツール: Flash Builder, Grant Skinner の AS3 Performance Testing Harness など
- GPU: GPU 描画機能の利用で高速化が可能、CPU 描画された部品をキャッシュし GPU で合成して高速化
- GPU の使いかた: <renderMode>gpu</renderMode>
- キャッシュの指定方法: cacheAsBitmap を指定、サイズ変更や回転する場合は cacheAsBitmapMatrix も指定
- 描画領域の表示: <key>CTTextureUploadTracking</key> を InfoAdditions タグ内に記述
- オブジェクトの再利用: メモリの確保と開放の処理をできるだけ少なく
- タイミング処理: 一般に ENTER_FRAME は Timer より軽い。イベントリスナーは一つにまとめる
- イベント: コールバックのほうがお勧め、不要なイベントプロパゲーションを止める
- マウス: MouseEvent.MOUSE_MOVE は使わない、代わりに時々移動距離を調べる
です。
facebook-actionscript-apiのクラスライブラリを使って、友人にアプリを紹介するなど。、一歩突っ込んだ使い方を紹介する日本語の紹介サイトなどないでしょうか?自分のデータや友人のデータは取得できたのですが、そこからさらに先の使い方がよく分からないのです。アドバイスをよろしくお願いします。