Adobe Labs に AIR 2 の新しいベータ版が公開されました。(Adobe AIR 2@Labs) 下のリンクから実行環境と SDK がダウンロードできます。
いくつか新機能の追加もありますが、基本的には 「たくさんのバグ修正」 がベータ 1 からの主な違いだそうです。サイトには 「正規リリースも近くなっているので既存の AIR アプリケーションの動作検証を行って欲しい」 との記述もありました。
AIR 2 ベータ 1 で作ったアプリケーションは AIR 2 ベータ 2 の実行環境では実行できません。ベータ 1 のアプリは、アプリケーションの名前空間を "2.0beta2" に変更してから AIR 2 ベータ 2 SDK を使ってコンパイルし直す必要があるとのことです。
さて、ベータ 2 では以下の 3 つの新機能が追加されています。
- 印刷関連の機能拡張
印刷時のプリンターの選択、紙のサイズ、コピーの数の指定が可能に、プリンター情報(印刷可能領域、カラー/白黒、印刷中かどうか、等)の属性を追加 (PrintJob)
ベクター印刷/ビットマップ印刷の指定、解像度の指定が可能に (PrintJobOptions)
(win/mac のみ) ユーザーが指定可能な印刷ページ範囲の設定機能の追加 (PrintUIOptions) - TLS/SSL ソケット
TLSv1 と SSLv3 によるセキュアなソケット接続が利用可能に (SecureSocket) - IME 機能拡張
Flash Text Engine (FTE) をサポートするための API の追加:- imeClient 属性(flash.events.IMEEvent)
- flash.text.ime.IIMEClient インターフェース
- flash.text.ime.CompositionAttributeRange クラス
- flash.text.engine.ITextSupportインターフェース
その他詳しくは、リリースノート (英文です) と 開発者向け FAQ (こちらも英文) をご覧ください。
それから、Flex SDK のマイナーアップデート版 (3.5a) が公開されています。AIR 自動更新 UI のバグに対応するためのリリースになります。Adobe のオープンソースサイトからダウンロードできます。(Adobe Open Source/ Flex SDK Downloads)