Flash Player 10 beta 公開

咋秋から Astro のコードネームで情報公開されていた Flash Player 10 のベータ版が Adobe Labs に公開されました。(Flash Player 10 beta@Labs

ダウンロードページはこちらです。(Flash Player 10 download@Labs) インストーラは英語ですが各国語 OS 上でインストール可能です。Flash Player 10 beta はまだ開発の早い段階ですので、テスト用の環境以外へのインストールはあまりお勧めいたしません。

インストール前には必ず現在インストールされている Flash Player をアンインストールしてください。アンインストーラはテックノート内から必要なプラットフォーム用をダウンロードして使います。(Technote:How to uninstall the Adobe Flash Player plug-in and ActiveX control) Windows IE 用は、コマンドプロンプトから /clean のオプション付で実行します。

Flash Player 10 beta をインストールすると機能紹介ビデオを見ることができます。デモページはこちらです。(Feature Demos and Videos@Labs

以下、主な新機能を簡単に紹介します。

  • 3D Effects - 画面上のオブジェクトを簡単に 3 次元の空間内で変形させることができます。通常の 2D オブジェクトと同様のインタラクションを持たせることが可能です。
  • Custom Filters and Effects - カスタムのビジュアル効果を実現するフィルタを作成して、ランタイムに使用することができるようになります。フィルタの作成には Pixcel Bender Toolkit を使用します。
  • Advanced Text Layout - 新しいテキストエンジンはランタイムの縦書きや右から左へのテキストをサポートします。また、デバイスフォントを埋め込みフォントのように扱う (例えばアンチエイリアスやフィルタ) こともできます。
  • Enhanced Drawing API - 3D 効果を描画するための API や、ランタイムにいちいち再描画することなく変更できるシェイプを作成する機能などが追加されています。(注:これは 2D オブジェクトを 3D っぽく扱う機能で、3D モデリングされたオブジェクトを扱うものではありません)
  • Visual Performance Improvements - GPU の機能を利用してアプリケーションやビデオの再生を高速に行える機能が実装されます。
  • Vector Data Type - AS3 の新しい型である Vector (ES4 の新しい型で、全ての要素が同じ型のオブジェクトである配列)の追加により、Array と比較して同様の処理を非常に高速に行うことができるようになりました。
  • File Reference runtime access - ダイアログボックスで選択されたファイルの内容を ByteArray やテキストとして AS3 で扱うことができるようになります。変更して保存する場合にもサーバを経由する必要が無くなります。
  • Dynamic Sound Generation - Sound クラスが拡張され、動的に作成したオーディオコンテンツを再生することができます。
  • Large Bitmap Support - 16,777,216 ピクセル (4096 × 4096) のビットマップまで扱えるようになります。一辺の最大は 8191 ピクセルです。

既存のコンテンツで正しく再生できないものが見つかった場合には Flash Player 10 Forum にお知らせください。

コメント(2)

追加情報です。
完全にバグだとわかるものに関しては、バグベースに登録ができるそうです。
URL は http://www.adobe.com/cfusion/mmform/index.cfm?name=fp_beta_feedback になります。
見つかったらどんどんお知らせください。よろしくお願いします。

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