Astro というコードネームで呼ばれている Flash Player 10 の新機能がいくつか US の MAX で紹介されたようです。公開された内容は以下のとおりです。
1.新しいテキストレイアウトエンジン
Astro では新しく高機能なテキスト描画エンジンが搭載される予定です。これにより、複数カラムのレイアウトやイメージを自動的に包み込むレイアウトそれからテーブル形式のレイアウトなどが可能になるようです。また、日本語固有のレイアウト機能もいくつかサポートされるようです。この機能に関しては Flash Player 10 を待たずに実装が可能とのコメントがありました。
2.3D 効果
Flash のムービークリップを 3D 空間内で扱えるようにする機能が提供される予定です。デモされたのは単純な効果だけのようですので、本格的な "3D" の実現を目的としているわけではなさそうですが、表現の幅が少し広がりそうです。
3.カスタムのフィルター、ブレンド、エフェクト
Flash Player 8 から追加された Player 組み込みのフィルターに加えて、自分で作成したフィルターやエフェクトが使用できるようになる予定です。フィルター等の作成には、こちらも今日発表された Adobe Image Foundation (AIF) ツールキットを使用します。AIF ツールキットはプレビュー版がすでにダウンロードできるようになっていますので、興味のある方は是非どうぞ。C や Open-GL の経験があれば直ぐに使えるもののようです。(Adobe Image Foundation (AIF) Toolkit@Labs)
来月の MAX Japan でも Astro のデモがある思いますのでいらっしゃる方はお楽しみに。ちなみに、リリース時期はまだまったく未定だそうです。
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