Flex 3 のパブリックベータが Adobe Labs に公開されました。FlexBuilder 3 ベータのページに加え (FlexBuilder 3@Labs) 今回から独立して SDK のページ (Flex 3 SDK@Labs) が作られました。
従来、Flex のバージョンアップは Flash Player のバージョンアップと同じスパンで行われてきましたが、先日のオープンソース化の発表もふまえ、今後は短い期間で少しずつバージョンアップをしていく方針になったようです。先日の LCDS 2.5 ES の発表により、Flex SDK / FlexBuilder がサーバ側のソリューションから切り離されましたので、効率よく実効性の高い拡張ができる状況が整ってきているように思われます。
(ちなみにオープンソースプロジェクトも今日から始動しています。詳しくはこちらの記事をご覧下さい - Flex オープンソースプロジェクト開始)
Flex 3 のメインテーマは以下の4つです。
- デザイナー/デベロッパー間ワークフローの改善
- AIR アプリケーション開発のサポート
- データ操作機能の改善
- プラットフォームの機能向上
4 つのテーマそれぞれの主な項目は以下の通りです。
1.デザイナー/デベロッパー間ワークフローの改善
- FlexBuilder デザインビューの改善(カラーピッカーや拡大縮小ツール)
- CSS エディタ搭載
- 拡張された制約ベースのレイアウト
- ステートに基づくスキンのサポート
- OpenType フォントサポート
- グラフィックアセットのインポートウィザード
- Flash 統合キット
2.AIR アプリケーション開発のサポート
- AIR プロジェクトの作成
- コードヒント表示やエラーのレポート
- アプリケーションデバッグ機能
- アプリケーションのパッケージ作成
3.データ操作機能の改善
- 高機能なデータグリッドコンポーネント
- チャートコンポーネントの機能拡張
- Web サービスウィザード
- データウィザード
4.プラットフォームの機能向上
- フレームワークをキャッシュすることによるアプリケーションサイズの縮小
- メモリおよびパフォーマンスのプロファイラ
- コードのリファクタリング機能
- JavaScript / Ajax Wrapper による Flex コンポーネントの容易な埋め込み
- アプリケーションの特定な状態にリンクできるディープリンク
- コンパイラのパフォーマンス改善
- 実行時のローカライゼーションサポート
sdkへのリンクがおそらく違うと思われます
ご指摘ありがとうございました。リンク修正しておきました。